2009年10月17日土曜日

リトル・チルドレン

何の情報も知らないまま、この映画を見ました。見てちょっとびっくりしたのは、かなり露骨な性描写が多い事ですかね。ポルノ映画か?!と思えるぐらいの場面もあり、ああ〜1人で部屋で観ていて良かった〜とちょっと安心してしまいました。(笑)
一見幸せな生活をしているように見える大人達。子ども一緒に休日はドライブに出かけたり、公園で遊んだり、幸せにしか見えない風景。それでも微妙な空気が夫婦の間には流れていたり、少しだけのすれ違いが、ひょんなきっかけで取り返しのつかない溝になってしまったり。傍から観ているとわからないものだけれど、案外幸せな家族って、ちょっとした事でガラガラと崩れてしまうのもなんだ、、、と思ってしまいました。
ケイト・ウィンスレットは相変わらず素晴らしいです。大好きな女優さんですが、このような映画の役もまたぴったりでした。通販で購入した真っ赤な水着も何外に似合っていたし。(笑)通販で赤い水着を買ってしまうのも、またなんだかなーって感じで、あの鬱々とした主婦の描写としてはとても良かったと思います。

ミスト

何でこんな映画を選んでしまったかと言うと、家族が借りたレンタルDVDを適当に観させてもらったからです。やはり映画は「暇だから何でもいい」って訳ではないと痛感。(泣)
一言で言うと、「は??」って感じの内容です。まず自分では絶対に観ない類の映画でしたね。気持ち悪い映像も多いし、矛盾も多いし、、、。あのラストもどうしても納得できない。それまで一番冷静さを売りにしていた主人公が、何故あの最後の瞬間にあんな決断を下すのか意味不明。それまでの彼の行動を見ていると、もう少し良い解決策を見つけるのだろうと考えていましたが。最後まで「ふーん。。。」という言葉しか出てきませんでした。スミマセン。

リリア 4-ever

何年かに一度かというぐらい衝撃的な映画を観てしまった。
なぜ彼女はこの世に生まれてきたのか。何の意味があって??そう思わざるを得ない残酷な仕打ち。
凍て付きそうな風景。車のフロントガラスに張り付く雪。灰色の空に煙突。全ての風景が暗い。でもこれが現実で、彼女が生きる世界なのだ。
最後は残酷かもしれないけれど、こんな映画を観るとますます人生は理不尽だと思ってしまうけれど、彼女は死をもって始めて安心できる場所へ行けたんだと思う。そして永遠に親友と楽しく暮らす事ができる。

背中の羽根とかくすんだ雰囲気の映像が、私的にはかなり好みです。非常に重いテーマの映画なので観ているだけで辛い気持ちになってしまいますが、かなりリアルで素晴らしいです。日本では未公開でDVDも発売されていないようですが(やはりテーマが重すぎるのでしょうか)、このような作品こそ多くの人に観て欲しいと思います。

2009年5月31日日曜日

モモ

昔、小学生ぐらいの時に本で読んだ記憶があります。私が小学生だった頃、この本は結構流行ったと思います。(20年ぐらい前です)その映画が出来たという事で楽しみにして観ました。
原作がファンタジーなので映画ももちろんそうなのですが、時間泥棒が人形を山ほど投げてくるシーンなどシュールなシーンもいくつかあったりして映像的にも楽しめるものだと思います。ファンタジーものって嫌いじゃないので。モモ役の女の子はすごくイメージにぴったりで、不思議な雰囲気の子でした。久しぶりに童話の世界に入り込んで暖かい気持ちになれた気がします。元々妄想癖の私ですから、こういう話には入り込みやすいのです。(笑)

羊たちの沈黙

前評判が結構凄かった映画なので、かなり期待して観たのですが。。。ちょっと期待はずれでした。確かに最後まで飽きずに観れて楽しかったしレクターのキャラも不気味で良かったのですが、最近の映画ってこの程度じゃ済まない事が多いじゃないですか。きっとこの映画が流行った当時はあまりこの手の作品ってなかったのかな?新しさもあったりしてヒットしたのかもしれませんが、今現在出回ってるこの手の映画はもっと刺激的で破滅的でどうしようもない結末ってのが多いですからね。それに比べるとまだまだ甘いなって感じはしました。
人によってはこの映画はそこそこ伏線が張られていて、そこを考えながら観るのも面白いと言われているようですが、こんなの伏線のうちに入らないですよ。とても分かりやすすぎます。デイヴィッド・リンチの「インランド・エンパイア」を観てからは、ちょっとやそっとの伏線じゃ物足りなくなってしまいました。(笑)
レクターの独房だけガラス張りってのはちょっと不気味でしたね。暗い恐ろしい廊下の先に灯りは煌々としていて、そこのガラスの奥にレクターがいるという光景がとても気味悪いな〜と感じました。それにしても、こんな恐ろしい男の警備に警官二人とは、、、、。あまりにお粗末すぎるでしょ。普通もっと警戒して厳重な警備をするっての!!

2009年5月24日日曜日

ロリータ('62)

ロリータは新しい方の作品は観た事がありましたが、こちらのキューブリックのほうをやっと観る事ができました。

新しい方のロリータは、当たり前ですけど現代的に書き換えられています。そっちの教授のイメージは、中年でこんな若い子にハマってしまってかわいそうだわ。。。という、ちょっと同情をしてしまいそうになりそうな印象でしたが、キューブリックの作品のほうでは、狂気に満ちた恐ろしい男にしか見えなかったです。そういう意味ではこちらの作品のほうが観ていて目が離せないものになっています。

それにしても、あの執拗さとか狂気とか、、、とにかく怖いです。私だったら、いくらお金のためでも彼に自分の居場所を教えるような事は絶対にしないけどなー。新作のほうだとロリータは出産に伴って亡くなるという結末だったけど、こちらではそういう結末ではなさそうだったのでとりあえず安心しました。とにかく、狂気に満ちた男を描かせたらキューブリックの右に出る物はいないですね。

2009年5月2日土曜日

スカーレット・ヨハンソンの百点満点大作戦

久しぶりに、ほえぇ〜〜〜って感じの映画を観てしまいました。。。ここで何度も言っているけれど、私はスカーレット・ヨハンソンの大ファンなもんで、この映画も彼女が出ているから結構楽しみにして観たのですが。やっぱりこの手の映画はどうしても、、、って感じですね。いやぁ、デートの時なんかにゆるい感じで観るにはいいと思うんですよ。でも私的には物足りなさ過ぎました。スカヨハは相変わらず魅力的なのですが(てゆーか、この時期は特に痩せてたのかな?)一言で言うと「ありえね〜〜!!!」って感じの内容です。(笑)